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MRI・CT検査について

MRIとは?

CTMRI(magnetic resonance imaging)検査は、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。
動物では主に脳、脊髄、椎間板の病気が疑われる場合に検査を行います。

どんな時にMRI検査をおこなうのか?

  • けいれん発作
  • 手足が動かない・麻痺
  • 椎間板ヘルニア
  • 脳の病気
  • 脊髄の病気

上記以外にも関節疾患で撮像を行う場合もあります。

CTとは?

CTCT(Computed Tomography)は、動物の体の周りを360度方向から連続的にエックス線を当てることで、身体の中をあらゆる方向から観察できる検査です。
その画像をコンピューター処理すると身体を3Dにして観察することができます。さらに骨や血管など浮かび上がらせ、体の特定の部分をより詳しく検査することが可能です。
通常のレントゲン検査では見えない異常も、CTでは発見できることがあります。

どんな時にCT検査をおこなうのか?

  • 腫瘍(ガン)が疑われるとき
  • ガンの転移の確認
  • 背骨や骨盤などの骨折や脱臼
  • 椎間板ヘルニア
  • 鼻腔内病変の確認
  • 門脈シャント、内耳炎 など

上記の病気以外でもCT検査適応であれば必要に応じて検査を行います。

リスクについて(MRI・CT)

麻酔をかける

MRI・CT検査は動いてしまうと撮影できないため、動物では麻酔をかける必要があります。

造影剤を投与する

ほとんどの動物で、診断の正確性を高めるため血管内や脊髄の周りに造影剤を注入することが必要になります。この造影剤に対しアレルギーを起こす動物がまれにいます。
MRI・CT検査を実施する前に念入りな診察や検査を行うことにより、検査が本当に必要であるか、動物のリスクを把握し検査が行えるかどうかの判断が必要となります。検査をご希望の方は一度ご来院下さい。

ご紹介いただく動物病院の方へ

検査予約について

MRI・CT検査をご希望の場合は電話にて予約をお願いいたします。その時に動物の状況を確認させていただければと思います。
検査が終了しましたら電話もしくはメールで結果を報告いたします。画像データは飼い主様にお渡ししますので後日確認下さい。(DICOMファイルをDVDで渡しております)

検査後の治療もご依頼の場合は予約の際ご相談下さい。

追加検査について

MRI・CT検査時に
・FNA
・組織生検
・脳脊髄液検査
を合わせて行うことが可能です。希望ございましたら予約の際ご相談下さい。

症例紹介

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨の間をつないでいるクッション材である椎間板が飛び出し脊髄を圧迫することにより、脊髄に障害を引き起こす病気です。
軽症例では背中の痛みのみですが、重症例では足が動かない、おしっこが出ないなどその後の生活が困難となる症状がでます。
重症例では飛び出した椎間板を摘出する手術を行います。手術を行うためにはヘルニアを起こした椎間板の特定が必要になります。
CT検査では飛び出した椎間板の確認と位置の特定を行います。

椎間板ヘルニアのCT画像(枠内が飛び出た椎間板です。)
アキシャル
サジタル
3D VR 像

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